暮らしと住まいについて考えています。
スケルトン&インフィルそしてモビリエ
スケルトン&インフィルという言葉を聞いたことがあるだろうか。
オランダのハブラーゲンという人が提唱したオープンビルディンという概念である
1970年代画一的な住居が建設された時代に、もっと自由度のある居住空間をつくるには建築の構造をスケルトン(建築の箱)とインフィル(あとから組み替え可能なもの)とに分けて考え、このインフイルの要素を増やしていくことで、あとから暮らしの変化に合わせて、間仕切りや住宅設備を動かしやすいものにしていこうと提案した。
下の図をみてほしい、上にある物が下にあるものを支えている、2つの関係性が空間を規定していると考えた。
私はさらに一番下に家具というのをつけ加えた。家具はイタリア語でmobileまさに動くものである。つまり建築は動かない箱と後から組み替え可能なインフィル、そしていつでも動く家具で構成されている。家具のように動く物で空間を構成することができないか。またさらにはこのインフィルとモビリエの間にあるようなものがつくれないかというのが私の興味の対象だ。たとえば、オープンキッチンなどはまさにそうしたもので、本来固定的なキッチンがまるで家具のように部屋の中に出てきた物だ、このキッチンに車輪でもつけて動くようにできれば、家具になる。こうした行為を私はインフィルの家具化と呼んでいる。 スケルトンをインフィル化すること、インフィルを家具化すること。このあたりに商品開発の発想のヒントがある。スケルトン&インフィルという概念は建築を考える上でまだまだ大きな可能性を示唆してくれる。我々の暮らしは部屋にあり、その部屋はインフィルと家具によって成立している。
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