暮らしと住まいについて考えています。
暮らしの研究とWEBコミュニケーション
僕の仕事のテーマはは暮らしの研究。しかしずっと書いている「WEBコミュニケーション論」とはどうつながっているのか?もう一度触れておきたい。

つながりは偶然とも言えるのだが、今ではその2つは切っても切れない関係にある。モノを売ってるどんな企業も「モノがどんな暮らしの中で使われていくのか」ということを考えなければなかなかモノは買ってはもらえない。モノの背景にある暮らし方を語る必要があるのだ。その背景の暮らし方に共感するからモノを買う。であるなら、企業にとって、その共感をどうつくるのか、その背景をどう伝えていくのか、そこのほうが大事ではないかとということになってきた。偶然繋がってきた暮らしの研究とWEBをつかったコミュニケーションの仕方、この2つはともに大事な研究テーマになってきたのだ。

冒頭に書いたが、僕は建築家、住まいを研究することからすべてが始まっている。無印良品の家というのを開発してきた。家を建築として考えるとそれは箱のデザインとして始めは考えてきた、しかしそのうち、その中身つまり暮らしを考えることが大切だと思ってきた。そうして2年ほど前からユーザーの行動や意識を知ろうとWEB上で始めたアンケートだったが、このアンケートをやる度ごとにPVがあがり、メールマガジンへの投稿なども増えていったのだ。そのころから、聞くことは最大のコミュニケーションではないか、そして何をどう聞くかが大切なのではないかと思い始めてきた。

さらに「聞く」ことについても自分の中で変化が生まれてきた。始めは聞くことで調べよう、教えてもらおうと思っていたが、徐々にユーザーと一緒に考えるほうが理解が深まり、よいアイデアが生まれると気付き始めた、一緒に考えることで共感が生まれていくという理想的な仕組みにもなっていった。

そのプロセスで一緒に考えるためにはユーザーが判断しやすい状態や材料を整備することが必要になってきた、そこでうまく活用できたのが間取り図であった。建築を勉強してきたことが功を奏した。これはモンタージュ写真をつくる時のひとつひとつの素材をつなぎ合わせて行くように、言葉では表現できない、わからないものを間取りを見せることによって、瞬時に判断できるのだ。この方法はかなりうまくいった。
下の図は一例だが、間取りを書くことで、暮らし方のイメージはより具体的になる。



こうして進めてきたコミュニケーションの仕方、いろいろな発見がありきっと他の企業にとっても有効な手法だと思う。暮らしの研究については、また時期を見て話そうと思うが、まだもう少しコミュニケーションのしかたについて、議論を深めて行きたいと思っている。


アンケートと合意形成 comments(0) trackbacks(0)
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